2024年5月20日(月)にホテルメルパルク名古屋で開催された日本ダイカスト協会 総会において、弊社社員が2024年度 菅野賞を受賞したことをお知らせします。
菅野賞は日本ダイカスト協会の会員の事業所において、ダイカスト製品の製造技術、もしくは関連ある工業技術等の進歩発展に関し、功労のあった現場の技能者を対象として表彰される賞です。同協会の選考委員会選考対象の中から原則として毎年4件以内を授賞候補として選考されます。
■概要(日本ダイカスト協会 2024年度 菅野賞 概要より抜粋)
業績:「会社品質ルールの作成および電子化・ダイカスト技術の向上と技術の伝承」
受賞の概要:
受賞者は、自社における「社内品質システムの改善と電子化および亜鉛ダイカストの薄肉製造技術向上における市場認知向上」「技術伝承による人材育成」、に取り組み、亜鉛ダイカストの新規受注や新分野での製品開発に寄与した。
・社内品質システムの改善と電子化
紙ベースであった品質マニュアルなどの関連書類を電子化した。これにより属人的知識やノウハウを、多くの従業員と共有し内容の理解を推進した。例えば、承認文書に回覧先を直接記載することで、都度規定を閲覧せずに円滑に運営できるようにした。その後電子化を実施し、さらなる運用の効率化に寄与した。
・亜鉛ダイカスト技術の向上と伝承
亜鉛ダイカストの需要開拓のため、ダイカスト用亜鉛合金委員会で目標とした0.25mmの薄肉名刺入れの実現に大きく寄与した。また、市場品の実態強度や鋳造組織を調査し、亜鉛ダイカストのポテンシャルを明確にした。また、上記委員会活動などにおいて、鋳造実験・評価へ積極的に社内若手の参画を促し、彼らに技術習得の機会を与えた。これにより製品の不良対策・評価方法なども習得でき、社内の品質規定の見直しも実施した。これらにより顧客の信頼を得ることができ、新規受注の獲得や、新聞や部品の受注・開発活動の機会を得ることができた。